「お待ち受け」はじまる(ご遠忌に向けて) R1 5.14

 このたび、親鸞聖人七百五十回忌お待ち受けとして、荒子の歴史、奥村家の歴史について、学習会を始めさせていただくことにいたしました。そして、その看板の絵として、許可をもらって奥村助右衛門のイラストを使わせていただきました。
 荒子は前田家の家老、奥村助右衛門永福が歴史上、荒子城代だったということから、奧村という苗字が非常に多いところです。祖父の時代にでは、クラスの三分の一の生徒に奥村姓がいたと言われています。そのようなことで、このたび、親鸞聖人七百五十回御遠忌法要のお待ち受け行事として、この扉絵の集まりを開いた次第です。
 評判がよければ、奥村氏を中心に、次の学習会も考えているところです。

 さて皆様、「お待ち受け」と言う言葉に聞き覚えがあるでしょうか? 「お待ち受け」とは、ただ、待ち受けに接頭語のおをつけた言葉です。 待ち受け、これは、相手を待ち受けるとか、携帯電話の待ち受け画面という言葉に使われます。
 ですが、ネットで検索をしましても、真宗・本願寺関係にしか出てきません。親鸞聖人蓮如上人に対して行う行事(御遠忌)に対してだけ使われております。
 少し過去をさかのぼれば、東京オリンピック誘致のときに、「おもてなし」と言う言葉がはやりました。つまり、オリンピック誘致の話があるまでは、この言葉は、まったく世間では使われておりませんでした。もてなしという言葉が日常に使われていましたが。
 実はテレビでも説明をしていましたから、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんがこの言葉も、もとは仏教関係だけで使われていた用語だったのです。ただし、本願寺ではなく、真言宗関係の言葉でしたが、四国など八十八カ所のお遍路を巡る人々を、弘法大師とみなして、「おもてなし」という接待が行われていました。
 それが、オリンピックを契機にして、日本人の心をあらわす言葉になったのですね。

 では、「お待ち受け」という言葉はどうでしょうか? 今は、大きな行事の前に、よくプレという言葉を使います。 プレオリンピックいうのも、その一つです。オリンピックの一年程前にオリンピックを迎えるとい心意気を示すために行われる大会です。プレゼンテーションと言う言葉にも用いられるように、英語では、前もってという意味です。
 それは待ち受け、つまり、「お待ち受け」という意味なのです。
 やはり、これも、日本人の心からしたら、プレオリンピックと言う言葉などは使わずに、『オリンピックお待ち受け』と呼ぶのがいいと思うのは私だけでしょうか。
 ということで、「お待ち受け」というのは目的の大行事の前に行われる、ちょっとしたイベントです。機会がありましたら、是非、参加をしてもらえたらありがたいです。

蓮徳寺 住職