~御本山の報恩講に初めて参拝の御縁を戴いて~ R1 11.28

 私は、禅宗の檀家から浄土真宗の門徒の家へ嫁いで、当初、浄土真宗の事は何もわかっておりませんでした。
 晩秋になると、大姑が、京都本山や名古屋別院へお参りに出かけ、それが報恩講で、親鸞聖人のご命日のお参りが、一週間程ある事も、なんとなく知りました。

 本山では、11月28日に、一年に一度だけ板東曲が用いられる事も、次第にわかってきました。大姑から姑、そして私へと代も変わり、女人講が行なう、月一回の掃除の後、「親鸞様の750回忌のお待ち受け行事として何か企画しましょう」となり、一度、板東曲に出遭いたいと、申し出ましたところ、皆さんが賛成してくださり、お庫裡(おくり)様と総代様の段取りによって、平成30年11月28日に、東本願寺報恩講の下見に行く事になりました。新幹線を利用し、朝早く家を出ました。
 僧侶の方々のそれぞれの位置に付かれる様子から雅楽の演奏そして待望の坂東曲では皆が一斉に波のように揃って身体を振り、腹の底から地響きのように唸りあげる念佛は圧巻でした。

 場所を移して、大寝殿でのお斎ですが、そこには赤い絨毯が敷かれてあり、300人近い門徒さんが座り、紋付袴の男衆によって配膳され、心のこもった精進料理に思わずありがたいと思う気持ちが沸いて美味しくいただきました。見るもの聞くもの初めての事ばかりで大いに感激して蓮徳寺の門徒の皆さんにも是非一度は味わっていただきたい思いで帰ってきました。
 そして、令和元年の報恩講には、バス一台を仕立てて43名でのお参りとなりました。
 今回の下見の時とは大きく違っていた事が一つあり、それは現在の門首様が来年(令和2年6月)に23年間のお勤めを終えられ退任されます。そこで、御門主直々の御挨拶が拝聴できました事です。淋しさもありますが、思いもよらない事に大きな喜びでもありました。

 何もわからない私が、年寄りを見て学び、聞いて学び、体験して少しずつ覚えたように、家の年寄りとして、いいものを子や孫に伝えて行けますよう精進致します。

蓮徳寺女人講 役員
Y.A.